時刻は22時50分

観劇とかの感想を緩く的外れに。

舞台「キクネ」雑感

気がついたら今年も残りわずかとなりましたね。

というわけで今回は劇団TEAM-ODACさんの「キクネ-僕らに出来ること-」を観劇致しました。観劇日は12/17。(これ上げた日が千秋楽っていう)

観劇前に上野の国立科学博物館でミイラ展も行ったりしたんですがすごかったです。年1で科博は行ってるんですが来年はハンター展行きたいですね、オリンピックで混んでるかなぁ。


さて「キクネ」ですがこちらは居酒屋チェーン店、赤からとのコラボ舞台との事で公演前日に推しさんの赤から制服姿の写真を見て「へー、推しさん店員役かぁ、バイトさんかな」とか呑気に考えながらいたらまさかの店長役で店長!?とびっくりしたりですね。

ここであらすじを見返してみるとクレームの多い店舗で売り上げがダウンしてるとか書いてあって「あっ(察し)」みたいな顔でそうか、クレームと売り上げとシフト調整で胃が痛くなってしまいそうな推しさんが見れるのか…とか考えてました。

十二人の一号さんもそういう立ち回りだったなぁ。

観劇したら案の定そういう役でしたね、パーティータイムのくだりはジワジワきた。なにあの空気。

キャラ的にはいい人だけど店長としては頼りなくてスタッフと客に振り回されてこれは胃に風穴があくなって考えつつシフト調整したり売り上げと睨めっこしたりしながらノーツカタカタしてたりキッチン業務頑張る姿にほくそ笑んでいたんですが。推しの働く姿五億点(安直)。


全体的なお話しましょうかね。

脚本個人的にはお口に合わなかった。

というよりもあるあるの展開すぎるのも大きな一因なんですが、やはりあの主人公のりんごちゃんがレモンサワーぶちまけちゃってからの下りで一瞬にして冷めてしまったという感じ。

なんだろな、余りに唐突すぎたのかもしれないし心象風景が過激すぎたのかもしれない。りんごちゃんの積もり積もった鬱憤が爆発したって演出なんだろうけど心象風景でもいきなり皆殺しはないだろうよと思ってしまった。

あの場面、サワーをぶちまける→皆に責められる妄想に入ってしまう→鬱憤が爆発してりんごちゃんの心の擬人化の正義が携帯していた拳銃で店員も客も皆殺しにする心象風景っていう流れだと考えてるんですが伏線はあった(嫌いな父親を想像で何度も殺した、正義は何故か拳銃を持っていた)けども一気にそこまでに行き着く思考を彼女が持ってたのか、と感じ取れる場面が少なかったので唐突に思えたのかもしれない。あとりんごちゃんの心象風景で守ってやると啖呵切った父は一体何者なのか。りんごちゃんの押さえ込んでいた本当の父の印象なのか、そうか。

あとやっぱりエピソード詰め込み過ぎではって印象。

その点なんですがこれ情報みたら原案がコラボ先の赤からさんなんですよね。アンケートとった中のエピソードを〜って書いてたから恐らく脚本書くにあたって「これとこれとこれのエピソードを入れて親子の感動物語的な感じで赤から行きたくなるような良いお話にしてください。わかりやすく(重要)」みたいなリクエストがあったとしたら難易度相当跳ね上がると思うんですけどどうなんだろ。そもそもどれが採用したエピソードなんでしょうね、どいつもこいつもアレなお客様すぎるし従業員も相当不穏。大内店長は泣いていいよ。無能店長だけど。


あっ、観劇終わった後に行った赤からは美味しかったです。食べたのは赤から鍋の一番。普通に美味しいし〆の後のチーズリゾットがうまうまでした。後はえびふりゃー。


今年の推しさん納めかぁーとか考えながら飲んで食ってバス乗ったら秒速で寝て起きたら大阪で仕事でした。繁忙期のピークは超えたから無問題無問題…。

ちなみに観劇納めは30日。仕事納めは31日。頑張っていきましょうねぇ。