時刻は22時50分

観劇とかの感想を緩く的外れに。

アイチュウ・ザ・ステージ -Après la pluie- 雑感

 じわじわと舞台が戻ってきている感がありつつやはり陽性が出ると中止にならざるを得ない状況ですね。夏の予定が一個消えたり、規模の大きい舞台が公演中止のお知らせを打っているのを見つけてはがっくり、という気分になります。
 恐らく2020年の推しごとは締めになります。あとは多分十二月のおと小さんとかを何回か観たり……あとは忍ミュ行きたいな……。仕事がかなりハードで体力がやばいです。常時赤色。
 
 さて、アイチュウ・ザ・ステージです。夏にライブを二日間やるつもりだったらしいですがやはりといいますかお知らせされることなく中止の憂き目にあっていたようで……とりあえず本公演が無事開催されてわたしも観られたのはありがたいと言うしかありません。なんだかんだで今年、推しごと出来てるんですよ。潰れたの二本ぐらいですかね、これはめちゃくちゃありがたいことです。
 ただ……特別公演ね、どうしてあの人を選ぶ公演を……池袋公演初日からの三日間にしちゃったの……。
 個人的な思いの話になって申し訳ないのですが、勿論特別公演をするのが嫌というわけではなく寧ろ二週間公演をする上で集客とか云々とか考えると趣向を凝らして中々チケットを捌けない平日に特別公演を企画するのは何の不思議でもないですしどうぞやってくださいなんです。観たかったら行くから。
 ただね、構成そのものを変えちゃうのは無しじゃない?と思ってしまうわけで。同タイトルの公演である以上、脚本はそのままでいて欲しかった。構成や脚本(これ特別公演、ほとんどエチュードですよね)を変えて観客置いてけぼりは商業的にどうなのというお話です。いや特別公演楽しかったですよ、わたしあの自由な空気が好きです。ただ商売的にどうなのという話。
 ツイッターで公式アカウントが特別公演です!と宣伝する中、何が特別なのかは告知されませんでした。出演者さんのアカウントも「特別公演は全然別物です!」という投稿だけで何が特別なのか一切明言されていない。恐らく箝口令的な指示が出されていたのでしょう。
 でも客側はアイチュウ・ザ・ステージ-Après la pluie-を観に行ってるわけで。本編観劇済みではない方もいるわけで。せめて運営さんには「観劇、配信視聴前提、なんでも許せる方向け」っていうこちら側へのアナウンスが欲しかった。本音を言えばなんでも許せる方向けっていう前提が既におかしいんですが。それ喜ぶ層と喜ばない層がいるよ?幸せになれない層もいるよ?大丈夫?って思っちゃう。
 ここのバランス…というかやり方が上手くいってなかったんじゃないかなというのが正直な思いです。難しいね。
 
  まぁそれはそれとして、特別公演は個人的に面白かったんですけど。
  パワープレイすぎる笑いに弱い。
 
 さてとりあえずは通常公演のお話に戻ります。
 今回は休憩なしの約二時間公演。感染症対策のため投票、声出しは無し。その為ライブパートはそれぞれのユニットで一曲のみ。うーん、二曲聞きたかった!
 推測の域を出ないんですが、多分これ中止になった8月のライブで今回新登場のAlchemistによるライブジャックがあり得たんじゃないかと思ってたり。ストーリー部分一時間で二部の雰囲気を醸し出すのは難しいですね、Alchemistのリーダー黒羽くんには今回語られなかった重たい事情があるのですがそこらへんの掘り下げがもう少し欲しかった所……とはいいつつあれは本当に一作では無理なので、次回に持ち越しという感じでしょうか。
 F∞Fの星夜くんが憧れる天上天下のリーダー、椿さんが投げかける「自分がどんなアイドルになりたいか」という命題を初演、ROSE ECARLATEのストーリーを踏まえて語られていくのがちょっとグッときてしまったり。この公演を踏まえての四月公演、どうなるのかが楽しみでもあります。
 さてここからユニット別の雑感。ライブ順になります。
 
 Alchemist
 あの穴あきピチピチ衣装を着こなせる人類がいるという事実に驚きを隠せませんでしたね!
 個人的には村松洸希さん演じるバベルくんがバベルくんでめちゃくちゃ良かったです。この方柿喰う客のメンバーさんなんですが聞いたとき凄い所から引っ張ってきたな…と。190センチの長身とスイッチのオンオフがあるバベルの演じ分け方、特にオフの状態の実年齢は成人なのに精神が幼いバベルを違和感なく演じていらっしゃるのが印象的でした。
 リーダーの瀬川拓人さんが演じる黒羽くん、平賀勇成さんが演じる朔空くんも訳ありを匂わせつつヒール役に徹していて、三部まで読破している身としてはアルケミってこんなに腹立つユニットだったか?と思い出してました。懐かしいね。あと朔空くんの筋肉凄くてびっくりした。
 ライブのNeverOverも高身長を活かしたパフォーマンスが素晴らしい。アルケミの楽曲自体がロックテイストでかっこいいのもあるんですが、実際に振り付けが加わるとほんといいですね。
 個人的にはしっとり系の哀しい雨がどうなるか気になるので次回お願いしたい所。
 
 POP'N STAR
 及川桃介くんがキャスト変更になりました。卒業発表が四月に行われる筈でしたが中止になったのは本当に残念。アイステージの卒業発表をきっちりしようとする姿勢はとても好きです。今牧輝琉さんの新しい桃ちゃんは男の子成分が強めで男の娘になる途中という感じがあって好きです。
 今回はShiny Butterfly。この曲ポプスタの中では一、二を争うレベルで好きなんですが、めちゃくちゃ良かった。設楽くんの心ちゃんの仕草が完全に男の娘だし、前嶋くんの月ちゃんの色気がどんどん増してる。
 一番好きなのは月ちゃんの「Don't Look Back」ですね。あそこは目が離せない。
 所謂女装をしたアイドルなんですけどその中でも男性特有の腕のたくましさとか立ち方が所々男性なのがすごくらしくて、全部許容した上での男の娘アイドル感が公演毎に確立されてると思っています。本当にいいよ、ポプスタ。あと今回ペンラ振るのが一番楽しかった楽曲です。
 
 
 Lancelot
 なんだかんだで仲良すぎてほっこり枠。一誠さんがどんどん自由になってそれに乗っかる双海くん、オチ担当三千院さんと既に役割分担が出来上がってるの本当に面白いですよね。
 今回はグラモフォン・ノスタルジーだったんですが、毎回毎回かっこよさがカンストしてる。振り付け凄くいいですよね。個人的に「僕達の恋をしませんか?」の振り付けが好きであそこ基本双海くん見てる。ダンスが飛び抜けて上手い。どうやって動いているのか分からん。
 わたし、悪くないぜ Easy daysを熱望していて是非おねがいします運営さん。他のナンバーより激しくはないけどしっとり系で観てみたい。絶対良い。
 
 IB(IとBの間にはハートが入ります/重要)
 推しユニットであり推しさんがいるので長いです。
 ついにアルケミが出てきた事で「朝陽くんのアレとかそれに伴うラビさんのアレとか話題に出てきたらどうしようわたしの情緒がしぬ」と心配していましたがそんなことなかったぜ!アイステージの基本方針はやっぱなんだかんだでハッピーなんだよ。いやまぁ推しさんが絶望顔でショルキー抱えたりするのは正直観たいしIBのエピソード単独でやってほしいな8割重たくなるけど。めっちゃ観たい。
 今回はというか今回もなんですけどアイステージのアイチュウ達の中では一歩引いて事態を眺めている五人でした。ゲスト出演の時の様子がおかしかったと言えるかもしれない。わからない。
 そんな中でもライブで対決形式と知るや「勿論参加するよね?」と闘争心を隠そうとせずにメンバーに聞くノアさんやそれに頷く四人が仲間というよりも最早戦友って感じで好きなんですよね。原作でもこの五人は戦友という言葉が似合うと思っています。
 練習シーンとかいいですよね。あそこの朝陽くんずっと観ていたい。ラビさんと顔合わせてリズム取りながらショルキー弾いてるのほんとかっこいい。アルケミが通り過ぎた時に探るようにじっと見つめるIBは年相応の負けん気の強さが出てて凄く好きです。
 あと千秋楽日マチネのね、Storm。アルケミ対IBだったんですがIBの圧が強くてビビり散らかした。
 いや本当にどっちがヒールなのか分からないレベルでしたね。彼らのそういう所好きです、あの勝つなら本気でとりにいく感。公式の写真見たとき全員強かったもん。
 ライブはとうとうCrew on Merry-Go-Roundがお披露目。
 いや多幸感よ。前回の新曲がライブでの未来ファンタジスタで、あれは本気で記憶が飛んだレベルでかっこよかったんですが今回はカントリー調の曲と相まってかわいさが飛び抜けてる。なんだこの五人。
 コール代わりのペンラでのサインとかクラップのレクチャーが特別公演から取り入れられていて、声を出せない観客としては凄く嬉しかったなぁ。
 あと一番言及したいのが須永風汰さん演じるラビさん。毎回須永Pとして職権濫用という名のファンサービス(とガチめの職権濫用)をしてくれていてもう須永Pに足向けて寝られない人間です。わたしはキャラとしての最推しがラビさんなんですが本当彼は演じる人全員に愛されてるなあと思ってます。
 今回のラビさんも立ち姿が微妙に治安が悪くて元ヤンが出てたのうわ好き…ってなってました。
 そんな中でクルメリのドラムがほぼ完璧なのが凄く嬉しいんですよね。今回めちゃくちゃ楽しそうにドラム叩いてるの。毎回楽しそうなんだけど、今回は本当にわたしの考えてるラビさんっぽいドラムの叩きかた(※ラビさんがどんな風にドラムを叩くかは現状アイステージでしか分からない/一月から始まるアニメに期待)でラビさんだぁあああうわあああああみたいな叫びだしたい気持ちに駆られてました。本当にありがとう須永風汰さん。
 推しさんも今回めちゃくちゃかわいかったな。なんだろ、原作の黎朝陽より確実に強いんだけど階段状で騒動をじっと見ている仕草とか黎朝陽で、彼の演技で好きなのが誰かが発したどの言葉に反応しているのかが自然に分かる事だったり、視線の持って行き方だったり所謂メインじゃない時も目が離せなくて困ったなぁってなるんですよね。あとやっぱりダンスがお上手だし体幹が意味分からないぐらいい。Stormの時の蹴りが意味分からないぐらい上がってた。その前にいた佐川さんのノアさんの蹴りも大概でしたが。
 結城さんのレオンくんの「楽しんでいこうぜー!」も最高に良かったし、たなこーさんの楽しそうなリュカにやっぱり多幸感を感じたりして、あとこの二人なんというか凄いナチュラルに仲の良さが滲み出てていいですよね。喧嘩しがちなのに仲が良い。アドリブが自然すぎる。
 相変わらず佐川さんのノアさんは歌が上手い。原作だと中の人が花江さんで声の性質の方向性は違うんですが、ノアさんなんですよ。あと相変わらず笑いに弱いノアさん。髪の毛弄って後ろ向いてたら大体笑い堪えてる。あとやっぱ佐川さんもダンス上手だなと思います。蹴りの天辺がおかしい。ロイヤル。
 次も出てくれー、そろそろLet's Goか?と思いつつボクラノオトされたら大変だ……。
 
 天上天下
 ついに一期生が登場しました。アイチュウの中で一番売れている一期生として、いかに先を行っているユニット、貫禄を出せるかという課題がつきまとうのが先輩ユニットとしての宿命だと思っています。どのアイドル系コンテンツにおいても。
 いや天上天下でしたね。花鳥風月。声が天上天下。どうしても原作で演じる声優さんと舞台版で演じる役者さんが違うとそりゃあ声も違うわな、というのは自明の理で、そこの擦り合わせをどうするかっていうのが難しい所ではあるのですが、歌ってる天上天下が原作の天上天下に限りなく近い。耳にした時おや?となってた。
 「杜若さんの女に今度こそなるかもしれない。どうしようやばい」っていうレベルで松本ひなたさん演じる葵さんのパフォーマンスを毎公演食い入るように見つめていたんですが、本当に危ない。あれは葵さんの女が増える。やばい。元々天上天下だと葵さんが好きだなぁ、考え方とか。って思っていたんですけど、彼がモットーとする優雅さの中に雄みが紛れてるのが好きで。完全に魅せにきてる踊り方ですね。次回公演に天上天下が出てきたら「今度こそ杜若さんの女になるかもしれない……やばい……」って毎回言いそう。
 
 F∞F
 この三人にはずっと感謝していて、特に初演から御剣さんを演じていらっしゃる小波津さんには本当に感謝しかないんですけど本当に腰は大事にしてください……そんな中出てくれてありがとうございます、と思ったり無茶だけはしないで……と心配になったりと、役者さんの怪我や体調不良は本当に、ね。また万全な調子の御剣さんが観れますように。
 ジュエリーダスト!ジュエリーダストですよ!
 今回の公演、北千住公演は流石に行けなくて、各ユニットのセットリストを初日に探してみたんですがジュエリーダストの文字を見た瞬間にうわああああってなりましたよね。ついにエトステ曲……。
 F∞F 、もういくつか曲はあるんですが(咲いては散る花のように、higher, HighER, HIGHER!)、前者はしっとり系で今回に歌う曲ではない感じ(わたしはライブで聞きたい)、後者はとある理由からこのタイミングで歌うのは違う(所謂三部の曲)のでエトステの一部曲であるジュエリーダストは妥当だと思います。
 ジュエリーダストね、好きなんですよ。まだCD出て無くて、12月23日にエトステのアルバム発売が初円盤かな。作曲した方が弱虫ペダルのOP手がけてた方で前から知っていたんですけど、エトステ楽曲発表時にマジか!?と驚いてました。F∞Fと凄くあってる。
 主演の川井雅弘さん演じる星夜くんも怒ったり悩んだりして等身大って感じなんですけど、その等身大さが共感できるのがいいですよね。あとカテコで推しさんの悪戯に付き合ってくれて感謝しかない。去年のライブでもF∞Fに面倒見られがちな推しさん。
 
 
 オリジナルキャストの方も毎回アイチュウ達に愛着をもって接してくれていたりして感謝しかありません特に田中さん役の田中さんと池袋さん役の大場さんは本当ありがとうございますとしか。田中さんのMCは安心出来るし池袋さんも相変わらずでしたね。次何色になるんだろ。
 
 
 特別公演
 書き出しでああいった事は言いつつ22日配信と23日は観たしなんだかんだで笑ってしまったんで。
 全般的に様子がおかしくて一体何を見たんだって感じですが友人の言っていた「風邪の時に見る夢」がまさにそれでしたね。
 とりあえず覚えてる事はクーポンと最上川と鼻で笑う黎朝陽が微妙にツボったのと国旗持って仁王立ちするラビさんとあっちむいてホイが弱すぎる黒羽くんとじゃんけんで負けて狼狽えてたくせにいざ本番になると強すぎる中国拳ホイとイラッシャイマセー↑と被害者のバベルくんとマイクスタンドを撫でる手がヤバい(ヤバい)黎朝陽と「二つ三ついいかな」と静かにガチ切れする御剣さんですね。何書いてるかわからないじゃないですか、何観たのか分からないんですよ。多分DVD届いて観てもわけわかんないと思います。
 
 次の公演は四月。色々と……収まっていたら良いな……というかゲームアプリのほうが更新がとまっていて今の所生命線が一月放送予定のアニメと四月のアイステージだけなのが……つらい……(本音)続いてくれたらいいなあって一年前にも言いましたね。
 もうこうなったらお金貯めて待つしか無いんですわ……とりあえず二月のキュアステは観たい……。
 
 というわけでアイチュウ・ザ・ステージ -Après la pluie- 雑感でした。
 仕事に追われてたらもう一ヶ月過ぎちゃったよ。
 
 千秋楽後、今年の推し活はこれで終了かなぁとか思っていたのですが、どうも12月のおとな小学生、「初等教育ロイヤル」で今度は推しくんが出るらしいんですよね。三年生で。
 佐々木くんだったらどうしようとずっと連呼してたんですけど(佐々木くん拗らせ人間)、先日キャスト発表がありましてまさかの加藤くんでした。加藤くんかぁ。
 世の中かなり緊迫している状況が少しでも改善されたらいいですね。一般人なので手洗いうがいしたりしてとかしか出来ませんけど。皆さま身体にはお気をつけください。